パワハラを解決するための事前準備

パワハラを解決するための準備も事前にできていないと、実際に問題が発生した場合、対応が後手にまわってしまい、結果として会社の職場環境配慮義務違反を問われることになってしまうことがあります。

 

パワハラを解決するには、そのための体制を事前に整えておくことが重要なのですが、「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議ワーキング・グループ」の報告では、次の2点が重要であるとしています。

 

① 相談や解決の場を設置する
② 再発を防止する

 

①の「相談や解決の場を設置する」とは、会社内外に相談窓口を設置したり、職場の対応責任者をあらかじめ決めておくことを指します。

 

相談、対応窓口をあらかじめ明確化しておくことによって、従業員が気軽に相談できるようになります。
また、パワハラの被害を受けると、精神的な悪影響が生じることも少なくないため、産業カウンセラーなどの外部の専門家と連携したり、産業保健スタッフを担当者にすることにより、より適切な対応ができるようにしている企業もあります。

 

②の「再発を防止する」とは、パワハラ行為を行った者に対して、再発防止のための研修を受講させることを指します。

 

職場全体の問題でもあることから、具体的なパワハラ行為の発生を機に、行為者だけでなく、職場全体を対象に再度パワハラに関する研修を行うことも効果的です。