「配転・出向・降格等(人事権)」の記事一覧

権利濫用にあたる場合 転勤命令ができない場合(2)

労働契約法は、労働契約に基づく権利の行使にあたっては、それを濫用することがあってはならないと規定しています(労働契約法3条5項)。   したがって、労働契約上の合意がある場合でも、配転命令が権利濫用にあたる場合 …

労働契約上の合意がない場合 転勤命令ができない場合(1)

転勤とは、労働者の配置変更として、住居の変更を伴う長期の就業の場所の変更です。   この就業の場所については、労働条件として労働契約の締結の際に明示しなければなりませんが(労働基準法15条1項、労働基準法施行規 …

転勤命令ができない場合とは?

転勤命令について、使用者は、労働契約の予定する範囲内で労務指揮権を行使して転勤を命ずることができると考えられています。   したがって、転勤命令ができない場合とは、(1)労働契約の予定する範囲外であること、すな …

役員としての出向を命じることができるか?

出向とは、労働者が自己の雇用先(出向元)に在籍したまま、他の企業(出向先)の指揮命令下で業務に従事することをいいます。   役員出向とは、出向元では労働者ですが、出向先で取締役等の役員に就任する出向のことです。 …

再出向を命じることができるか?

再出向とは、出向先がその出向者を他の企業にさらに出向させること(二重出向)です。   まず、再出向について、二重派遣と類似する点があるため、二重派遣を禁止する職業安定法44条との関係で問題となりますが、出向は、 …

転籍について 業務命令として出向や転籍を命じることはできるか?(2)

転籍とは、労働者が自己の雇用先(転籍元)から他の企業(転籍先)へ籍を移して当該他企業の業務に従事することをいいます。   転籍の方法としては、①A会社(転籍元)を退職し、B会社(転籍先)に就職する方法、②A会社 …

出向について 業務命令として出向や転籍を命じることはできるか?(1)

出向とは、労働者が自己の雇用先(出向元)に在籍したまま、他の企業(出向先)の指揮命令下で業務に従事することをいいます。   使用者が出向を命じた場合、労働者の同意があれば、使用者の出向命令は当然に有効です。 & …

出向と転籍とは何か?

(1)出向   出向とは、労働者が自己の雇用先(出向元)に在籍したまま、他の企業(出向先)の指揮命令下で業務に従事することをいいます。   出向の場合、出向する労働者は、出向元においては休職となること …